保健師の給料の相場

保健師の給料の相場

保健師が活躍する領域は、「行政保健師」、「産業保健師」、「学校保健師」の3つに大別されています。それぞれ、立場や対象者が異なりますが、保健師として対象者の健康管理や疾病予防を促進するための指導を行うことには変わりありません。
雇用形態には正規職員の他、契約社員、派遣社員、パートがあり、約8割の保健師が正規職員として採用されています。正規職員として勤務する場合の平均年収は500万円前後で、福利厚生面においても整った環境が多いと言えます。

契約社員の場合、給与面では正社員とさほど差はありませんが、福利厚生では勤務する企業によって異なり、契約期間満了の際に契約が更新されない可能性があります。

派遣社員やパートは多くの場合時給制がとられており、勤務時間によって給与額は変わります。専門的な知識と資格が必要なことから、一般職の派遣社員やパートよりも時給は高い傾向にあります。勤務日数や勤務時間も融通が利きやすいため、育児中の女性にとっても働きやすい雇用形態と言えます。

行政保健師の仕事と年収

行政保健師は、自治体が設置した保健所や保健センターに配属され、担当地域の住人に対する健康増進活動や疾病予防の推進に関わる業務を行います。学校や病院、企業で働く保健師の数よりも圧倒的に多く、乳幼児から高齢者まで幅広い世代に対しサービスを展開していく業務にあたっています。

定期的な人事異動があり、必ずしも希望の分野で働くことはできませんが、窓口での相談業務や訪問指導、障害者福祉や高齢者サービスなど、幅広い分野でキャリアを積むことができることも魅力の一つです。

行政保健師になるには、公務員採用試験に合格する必要があります。年収は公務員の規定に基づいており、自治体によっては資格手当が加算されることもあります。初任給がやや低い傾向がありますが、年々昇給していき、賞与も支給されます。地方公務員と国家公務員では若干異なりますが、平均年収は500万円前後と言われており、充実した福利厚生制度を見ても他の一般企業以上に、魅力的な職場と言えるかもしれません。

産業保健師の仕事と年収

一般企業において、従業員の健康管理や疾病予防のための業務を行う保健師を産業保健師と呼んでいます。医務室や保健室と呼ばれる部署に配属され、産業医や人事部、総務部などと連携を図りながら、従業員のカウンセリングや健康指導、健康診断の実施などの業務を行っています。最近では、企業内における過重労働対策の重要性が見直されており、長時間残業が原因で発症する脳疾患、精神疾患などを予防の中心的存在として産業保健師が活躍しています。

産業保健師の平均年収は600万円前後となっており、他の職域よりも高くなる傾向にありますが、サラリーマンと同じ立場にあるため、経営状態によっては賞与がカットされたり、各種手当に影響が生じる場合もあります。

学校保健師の仕事と年収

学校保健師は、大学や専門学校に勤務し、学生や教職員の健康管理や疾病予防を主な仕事とする保健師です。他の職域と同様に、健康診断や身体測定の管理運営を任される他、学校内の衛生環境、安全管理を徹底し、学内でのケガや伝染病の予防を図ることも重要な役割です。

また、学生一人一人の栄養状態、食事や睡眠などの基本的な生活についても観察し、充実した学校生活が送れるよう指導に当たります。
最近では、不安や悩みに対するカウンセリング、性感染症、危険薬物に関する知識を普及させる取組を行う保健師も多くなっているようです。

保健師は、看護師の免許も取得していることから、病気やケガに対する専門的なアドバイスを求められることも少なくありません。例えば、怪我をした生徒の応急処置や経過観察を行い、場合によっては病院受診の必要性を判断する立場にもあります。
平均年収は400~500万円で、他の職域に比べ少ない印象を受けますが、勤務時間や仕事内容に変動が少なく、女性にとっても働きやすい環境であることが特徴です。



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