ホスピスで働く看護師

ホスピスで働く看護師

ホスピスとは、末期ガンを中心に終末期を迎える患者さんが抱える様々な苦痛を緩和し、残された余命を安らかに過ごせるよう支援するために行われる継続的なプログラムの総称です。

日本では「緩和ケア」と呼ばれることが多く、ホスピスという言葉は緩和ケアを行う施設を指すのが一般的になっています。

ホスピスの形態には、一般病院内に置かれる緩和ケアを目的とした患者さんが入院するホスピス(緩和ケア)病棟や専門外来、在宅ホスピス、デイホスピスなどがあります。

ホスピスには医師と看護師以外にも、ソーシャルワーカーや薬剤師、栄養士などの医療従事者が連携し患者さんに対応していきます。
また、医療従事者以外のボランティアが患者さんと交流を持ったり、ケアのサポートを行う場面が頻繁に見られるのも特徴です。

ホスピスにおける看護師の役割

ホスピスと一般病院との大きな違いは、積極的な医学的治療の有無にあります。一般病院では、病気や怪我を負った患者さんに対し、その症状を回復または軽減させるために積極的な医学的治療を行っていきますが、ホスピスでは病気や怪我の主原因に対する治療は原則行いません。

多くの看護師が、患者さんの回復する姿に寄り添うのに対し、ホスピスの看護師は、日々患者さんの死と向き合わなければなりません。そのため、患者さんや家族との深い信頼関係を築くことが求められるだけではなく、精神的な強さや豊かな人間性をもつことが望まれます。

終末期のケアにおいて最も重要となるのは、患者さんが死を迎える日まで、人間としての尊厳を保てるような支援を行うことと言われています。痛みや身体的、精神的、心理社会的苦痛から解放し、患者さんが最期まで人生に積極的であり続けるよう支えることが大切です。

看護師は、患者さんとの対話を通して身体的、心理社会的問題を的確に把握し、問題を解決する重要な役割を担っています。

ホスピスケア認定看護師を目指して

1996年にがん看護専門看護師の認定制度がスタートして以降、1998年にはホスピスケア認定看護師、がん性疼痛認定看護師などの制度が続々と整備されています。

ホスピスにおいては、認定看護師の配置が診療報酬加算の要件となっているため、資格を取得する看護師が年々増える傾向にあります。認定看護師の資格を取得するためには、終末期の患者さんや家族への支援のあり方に関する専門的な知識と経験を有していることに加え、定められたカリキュラムを履修し認定試験に合格する必要があります。

ホスピスケア認定看護師の資格取得後は、同じホスピスに勤務する看護師に対する指導はもちろんのこと、ケア全体のコーディネートを行うリーダーとしての道が開かれます。
また、病院での看取りだけではなく、住み慣れた家や地域で療養しながら最期を迎える「在宅ホスピス」に対する需要が高まっている背景から、ホスピスケア認定看護師を中心とした専門家の新たな活躍に期待が寄せられています。



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