患者の命を預かるという大きな使命のもと、看護師は日夜ハードな勤務を迫られます。さらに、夜勤もある不規則な生活と、ミスの許されない現場でのストレスから、つい食べ過ぎて太ってしまうという話もよく耳にします。
ここでは、不規則な生活が避けられない看護師さんたちでも実践できる、おすすめのダイエット方法をご紹介します。
看護師の生活は、日勤だけでなく、準夜勤、夜勤があり、不規則になりがちです。さらに、ハードな現場でのストレスを、食べて解消しようという方も多いのではないでしょうか? 「不規則な生活は太る原因」とよく言われるように、体重増加だけでなく、健康面でもマイナスなことばかりです。
夜勤もあって勤務が不規則なことにより、睡眠や食事といった生活時間が不規則になりがちな看護師だからこそ、守りたい食生活のルールが2つあります。
日勤の場合は特に問題ありませんが、夜勤明けに高カロリーな食事を摂ってから寝床につくのは絶対に避けましょう。太る原因となってしまいます。
また、仮眠明けの食事を豪華にしたら、夜勤前の食事は抑えめにするなど、高カロリーな食事を2食続けて摂らないというのもポイントになります。
菓子パンなども要注意。忙しい毎日では、手軽な菓子パンで空腹を満たして、食事代わりにしてしまうという人もいるでしょう。
これらの食品は手軽ですが、体に必要な栄養素がほとんど含まれておらず、その代わりに糖分、脂肪、塩分が多く含まれています。手を動かしながら食べられるので、忙しい時にはつい食事代わりにしてしまいがちですが、身体のことを考えるのであれば今すぐ止めた方が良いでしょう。
仕事帰りに現場のストレスを抱えたままコンビニやスーパーなどに寄ってしまうのもNG。疲れとストレスと空腹から、ついつい余分な食品や、高カロリーな食品まで買い過ぎてしまうもの。休日など時間があって、心に余裕があるときに、まとめて食品を購入しておきましょう。
夜勤明けにジムに通ったり、ランニングに出かけたり……もともと体を動かすことが好きであれば、問題なく楽しんで続けることができますが、そういう人ばかりではありません。特に看護師さんなど、時間がない人にとっては、ただ面倒な作業となってしまうでしょう。
そこで、ダイエットをする忙しい看護師さんたちにおすすめなのが、“仕事をしながら”、“家事をしながら”、そして通勤中にもできる「ながらエクササイズ」です。
例えば、毎日の通勤を車から自転車に代えてみたり、電車やバスの場合はひと駅手前で降りて歩いてみるなど、通勤時間を利用するのはとても効果的です。他にも、勤務時間中にエレベーターを止めて階段を使うだけでもカロリー消費をすることができます。このようにちょっとした時間でできる運動はたくさんあるのです。
忙しいからと言って絶対に避けて欲しいのが「食べないダイエット」。食べる量を減らすことで一時的に体重を落とすことができるかもしれませんが、摂取栄養を減らすことは全身の脂肪だけでなく必要な筋肉まで落としてしまうのです。
筋肉が落ちた状態では、基礎代謝もダウンしてしまいますし、結果的に食事量を戻すとすぐにリバウンドしてしまい、もとの体重より増加してしまうこともあるのです。
忙しい生活の中でダイエットを意識するなら、たんぱく質など必要な栄養素をしっかり摂取をしたうえで、全体のカロリーを抑えていくようにしましょう。
さらに全身の筋肉量を維持するために、ちょこちょこと筋肉を使う「ながらエクササイズ」を平行して行うとさらに効果がUPします。
患者さんの命を預かる重要な役目を背負う看護師さん、患者さんの笑顔はもちろんご自身のハッピーもキープするためにストレスなくダイエットできるといいですね。