クリニックで働く看護師のメリット・デメリット

クリニックで働く看護師のメリット・デメリット

超高齢社会に伴って看護師の需要がどんどん高まっています。もっとスキルを磨きたい、環境を変えたいなど、今の職場を退職し、新しいところで働きたいという希望があるのであれば、より条件にマッチする職場を選びたいですよね。
ここでは、転職を考える際の判断材料となるよう、看護師がクリニックで働くメリットとデメリットを紹介していきます。転職を考えている方はぜひ一度目を通してみてください。

大きな病院にはないメリットは大きく分けて3つ

大きな病院で経験を積むことだけが、看護師としてのキャリアではありません。クリニックを選択するメリットとして、以下3つが挙げられます。

急な勤務時間の変更が少なく、安定したシフトが組める

診療時間が決まっている外来中心の業務になるため、残業は比較的少ない職場と言えます。休日を決まった曜日にとることもできるので、プライベートとのメリハリをつけやすく、一定時間しか仕事ができない方も安心して働くことができるでしょう。

介助や雑用が少なく介護業務に専念できる

総合病院のように、電話応対や介助業務を任されることは少なく、本来の仕事に専念したい方にも適しています。

専門分野のスキルを深めることができる

科目特化の勤務先を選べば、より専門的なスキルを磨くことも可能です。医師や病院の評判と専門科目を吟味の上、将来の展望に沿った施設を選択すると良いでしょう。

働く上で大切になのは人間関係

自分にあった職場を選ぶには、メリットばかりではなく、デメリットも考慮する必要がありますが、クリニックのネックを一つ挙げるとすれば、スタッフの総人数が少ないため、部署変更というのが基本はありません。そのため、人間関係がうまくいかないとストレスを感じてしまうことがあります。
しかし、人数が少ない分みんなで助け合って仕事をこなすため、チームとしての意識が高まり仕事をスムーズに行える環境が作られるのです。一緒に過ごす時間も多く、さまざまな問題をみんなで話し合って解決をしていくという中で、絆もどんどん深まっていくことでしょう。
体調が悪い時や、悩み事があるときなどは遠慮なく相談ができ、時には雑談をしたり、一緒に食事に行ったりといった良好な人間関係を築くことができます。
このようにスタッフの人数が少ないからと言って、それがデメリットになるとは言い切れません。
クリニックの規模ではなく、自身がどれだけその職場環境に順応することができるかということが大切なのではないでしょうか。

転職を考えるときには慎重な決断を

病院が看護師を採用する際には病院での勤務経験がキャリアとして重視される傾向にあります。これはクリニックでも同じことが言えます。

クリニックでの勤務を希望しているという方なら特に問題はありませんが、長期的なキャリアとして、名前の知れた大学病院での勤務を希望している方は注意が必要です。「大きな病院で条件にマッチする仕事がないからとりあえず・・・」という気持ちで転職をすると失敗してしまう場合があります。
そういった方は、希望の求人が出るまで待ってみるというのも一つの手です。再就職を焦る余りに、安易な判断をするのだけは避けるようにしましょう。
クリニックの求人は、短期間だけしか掲載されないことも多く、希望の職場と出会うにはまめな情報収集が不可欠です。紹介会社の中にはクリニックに直接訪問して情報収集している会社もあります。
そのような会社からは非公開求人(求人誌や求人サイトに掲載していない)も入手できることもあります。紹介会社は事前に登録しておくと情報提供をしてくれます。また、ポイントはメール等で送られてくる情報を待つのではなく、1週間に1回程度は電話をしてみると良いと思います。
なぜなら、求人情報をアップするのに数日かかるケースがあるからです。
電話であれば新着の中でも新着の情報が入手できるはずです。



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